タイトル【息づく都市】
ニコンD200 AF-S DX Zoom-NIKKOR 12-24mm f/4G IF-ED F11 6秒 12mm ISO100 マルチパターン測光 WB:5600 RAW ニコンCapture NX2 撮影地:新宿 ミラーアップ撮影 レリーズ使用、三脚不使用 オフィスビルは明るく輝き、ネオン街も活気づく夜の新宿。 帰り路を急ぐ者、歓楽街に繰り出す者、それぞれの思いを乗せて車は行き交う。 尾を引く赤い光の流れはさながら細胞を潤す血液のよう。 今日も人の生みだすエネルギーを糧に都市は巨大な生き物のように息づいている。 11回目となった写真部の企画。 部長C女史のリクエストは「スローシャッター」。 または長時間露出とも言われる。 静止画に時の流れを写し込める私の大好きな表現方法だ。 車の灯火の軌跡を捉えるのは長時間露出の教科書的な表現だが、それだけに基本やロケハンが重要。 仕事帰りに途中下車し、前々から目星を付けていた撮影ポイントへ寄り道をする。 撮影は歩道橋の上。 多くの人々が行き交う時間のため、長時間露出の三種の神器とも言える三脚を展開することは論外。 クッションを挟み、歩道橋の手すりにカメラを密着させる。 だが橋全体が大きく揺れるのはいかんともしがたい。 トラックが通るたび、大勢の人が渡るたびに振動が伝わってくる。 最初に構図を決めた1カット目は振動が大きく、光の軌跡がブレブレに波打つ。 そこで振動の少ないタイミングやギリギリの露出時間を模索する。 何度となくテストした結果、このポイントでは3秒が限界。 ニコンD200 AF-S DX Zoom-NIKKOR 12-24mm f/4G IF-ED F11 3秒 24mm ISO100 マルチパターン測光 WB:5600 RAW ニコンCapture NX2 撮影地:新宿 ミラーアップ撮影 レリーズ使用、三脚不使用 冒頭のカットは揺れの少ない歩道橋の支柱の真上に移動し、構図を取り直した一枚。 こちらは6秒でもまったく余裕。 光の尾がイメージに近づくまで何度もシャッターを切った。 写真部のメンバーの作品は次のリンクより。 Cさん「部長」 桜花さん 憲伸さん CATさん 【告知】 写真部では常時、部員を募集しています。 写真に興味のあるあなた。 詳しくは、我らが部長のC女史まで。 初心者からベテランまで、幅広い方の参加を歓迎いたします。 なお、次回のお題は桜花さんリクエストの「植物」。
by ume13years
| 2011-10-02 01:34
| 写真部
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