『FINAL FANTASY X-2』
「序」と「起」に続き、コスプレの野外ロケ撮影の記録を公開する。 「承」ー分かれ道ー 遺跡の探索を続けるうち、分かれ道に差し掛かったカモメ団一行。 場は一転して、波乱の様相を呈する…。 ユウナ役:桜花さん リュック役:妖さん パイン役:たくまさん 始めのシーンは状況説明のためのカット。 分かれ道に差し掛かり、思案する様子を表現。 樹木が頭上を覆い、先ほどの撮影ポイントよりさらに薄暗い。 この場で絞り込んでパンフォーカスを狙うため高感度に設定し、ブレを起こさないシャッタースピードまでの余裕を稼ぐ。 1/20秒 F8 ISO1600 今回、紹介するテーマは被写体の強調方法。 シーンに応じて二つの手法を使い分けた。 一つはライティングを用いた明暗差による強調。 そしてもう一つはピントの差による強調である。 意見が対立する「激しさ」をメリハリの効いた明暗差で演出する。 別々の行く先を主張し合うリュックとパイン。それをなだめるユウナ。 (左下方よりのワイヤレス発光&レフ板バウンスによるライティング例) 意見を譲らず、にらみ合いとなる二人。困惑するユウナ。 (カメラに直接接続した、正面直射によるライティング例) 光源から遠い背景は暗く、被写体は明るくなるように設定し、明暗差を強くした。 いずれもワイヤレス発光ができる小型スピードライトのSB700を使用。 次がピントの差を利用した被写体の強調方法。 リュックをなだめに場を後にするユウナ。 (後ろ姿はぼかしつつも判別できるレベルでなくてはならないので、開放から一段分絞った) このカットの主題はピントの合っているパインの心象風景である。 場が決裂し、メンバーの気持ちがバラバラになってしまった「物悲しさ」「後悔の念」を表現している。 ピントの合う領域(被写界深度)を極端に狭めるのに利用したのは、明るい単焦点レンズ。 AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G シーンごとに強調する主題を明確にし、 それが「喜怒哀楽」のいずれに当てはまるのか、 どの表現方法が相応しいかを考える。 そのためには情報収集(ロケハン)や機材のセレクト、小道具の調達といった事前準備が欠かせない。 また自分の表現方法の引き出しを数多く準備しておき、状況に応じて柔軟に対応できなくてはならず、 ストーリーに沿ったカットを短時間で進めていくには、撮影ルートの変更やシーンの取捨選択といった臨機応変さが必要となる。 そして観光客も多いので、極力迷惑にならないよう状況を見計らってテンポよく撮影することが求められる。 野外ロケは撮影テクニックのみならず、カメラマンとしての総合力が試される場だと感じた。 以降、「転」「結」の構成で順次アップする予定。 使用機材(野外ロケ仕様) メイン機 D7000 予備機 D7000(桜花さん所有) 照明機材 SB700 レンズ AF-S DX Zoom-NIKKOR 12-24mm f/4G IF-ED AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G その他 小型三脚、ミニ三脚、丸レフ ロスココンバージョンフィルター A-5(オレンジ)、B-6(ブルー) PC macbook air 11inch
by ume13years
| 2011-12-03 19:17
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